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インビザラインのメリット・デメリット

透明で目立たないマウスピース型矯正装置、インビザライン。まだまだ国内の歯科医院における普及が十分とは言えませんが、今後は矯正治療の主流となっていくべき画期的な治療法と言えます。ここでは、インビザラインのメリット・デメリット、および、インビザラインが特に向いている人について解説します。

インビザラインのメリット

■目立ちにくい

インビザライン矯正装置は、透明なマウスピース型。従来のワイヤー型の場合、口を開けたときに装置が目立つなどの審美的な課題がありましたが、インビザラインなら、一見するところ装置の存在がほとんど分かりません。

■金属アレルギーでも治療が可能

インビザラインに使用されている素材はプラスチック。金属のワイヤーを使用する矯正法とは異なるため、矯正期間中の金属アレルギーの心配は全くありません。

■簡単に取り外しができる

自分で簡単に取り外しができることも、インビザラインの大きなメリット。食事の時、歯磨きの時、取引先でのプレゼンの時、プライベートで大事な瞬間など、患者個人の必要に応じ、自由に装置を取り外すことができます。

■装着時の違和感が少ない

1つのマウスピースによる歯の移動範囲は0.5mm。10日~2週間ほどの間隔で新たなマウスピースと交換するため、従来の一般的なマウスピース型矯正装置に比べ、都度の違和感・痛みが軽減されています。

■歯型採取は1回のみ

一般的なマウスピース型矯正装置は、新たな装置を製作するために、1ヶ月に2回程度のペースで新たな歯型採取を受けなければなりません。一方でインビザラインは、初回の歯型採取を基にすべての工程のマウスピースを製作。歯型採取の負担はほとんどありません。

■通院回数が少ない

通常、マウスピース型矯正装置を選択すると、治療が終わるまで約2週間に一度のペースでの通院が必要となります。一方でインビザラインは、患者の状態にもよるものの、概ね2~4ヶ月に1回の通院で治療が可能。忙しい患者には最適の矯正法です。

■幅広い症例に対応が可能

種々あるマウスピース型矯正装置は、「軽度の矯正のみ」「前歯の矯正のみ」など、それぞれに治療の得意分野があります。一方でインビザラインは、「中度から重度の出っ歯」「抜歯が必要な歯列」「著しくデコボコに並んだ歯並び」など、幅広い症例に対応が可能です。

■世界中で治療実績が豊富

インビザラインの治療実績は、全世界で470万件以上。豊富な治療実績は、信頼の証でもあります。

インビザラインのデメリット

■装着時間が1日20時間と長め

インビザラインは、1日20時間の装着を必要とする治療法。取り外すことができる時間は1日4時間と、少々短めです。

■クリニックの経験値により失敗するケースがある

全国では、インビザラインを取り扱っている歯科クリニックが少ないのが現状。かつ、インビザラインの症例も一部のクリニックに偏っているため、運悪く経験の未熟なクリニックで治療を受けた場合、失敗するケースがあります。

インビザラインが向いている人

■通院・治療の負担を減らしたい人

歯型採取は1回、通院は2~4ヶ月に1回と、従来の一般的なマウスピース矯正に比べて、インビザラインは患者の負担が大幅に軽減されています。忙しくて頻繁な通院が難しい人には、特に向いている矯正法でしょう。

■目立たないマウスピースで重度の不正歯列を矯正したい人

インビザラインは、他の従来のマウスピース型矯正装置に比べて対応できる症例の幅が広め。透明で目立たない矯正装置で重度の不正歯列を治したい、という方にも無理なく対応が可能です。

■矯正中の痛みを軽減したい人

一般的な歯列矯正には、少なからず痛みが伴います。一方でインビザラインは、1個の矯正装置における歯列の移動範囲が小さいため、痛みは少なめ。痛みを軽くして矯正治療を進めたい人にはおすすめです。

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