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インビザラインの効果は、アタッチメントや最新鋭のシミュレーションシステム、そして矯正歯科医師の知識と経験によって決まります。それぞれの役割や効果についてご紹介させていただきます。
アタッチメントとは、インビザライン矯正治療の際に歯の表面に接着する白い突起物のことです。歯と同じ色の樹脂で作られていますので目立ちませんが、下で触れると若干違和感があるかもしれません。
インビザライン治療の効果の鍵を握るひとつは、このアタッチメント。
アタッチメントの役割は、マウスピースを付けたときに、動かしたい歯に対して適切な角度で必要な圧力をかけることです。その形状や接着場所、個数は、人それぞれで、コンピューターによって細かくシミュレートされ、歯科医師によって接着が行われます。
アタッチメントによって歯にかかる圧力の方向を細かく調節することができ、そのおかげで理想の歯並びや噛み合わせに近づくことができるのです。
アタッチメントによって効果が表れているかどうかは、インビザラインのコンピューターシステムで確認できます。
矯正移動シミュレーションは世界400万人以上の臨床データに裏打ちされた最新鋭のシステム。治療をスタートしてから数週間ごとにその時点でどこまでの効果が表れているか、患者さん自身で確認できるというのが魅力です。
歯並び矯正は長期間の治療になるため、人によっては続けていくストレスを感じることもあるかと思いますが、治療がどれだけ進んでいるか定期的に確認できるインビザラインなら、効果の実感をその都度得られるので前向きに治療にあたれます。こういった部分も、効果を後押しする要因の一つとなっているようです。
また、シミュレーションのデータは現在も増加し続けており、ソフトのバージョンもどんどん上がっていっています。更に無駄を省いた効率な治療ができれば、治療期間の短縮も期待できるわけです。症例によっては想定期間よりも早く完了したケースも実際にあるようです。
インビザライン矯正治療の重要な役割を果たし、その効果を左右するアタッチメントについてご紹介しました。アタッチメントを接着する位置や個数はコンピューターがシミュレートして指示してくれますが、実際に患者さんの歯に接着するのは歯科医師です。
インビザラインはコンピューターを用いた最新鋭の矯正治療法ですが、適切で効果の高い治療を行うためには、インビザラインならではの知識と経験が必要です。治療計画も治療結果も矯正歯科医師によって大きく異なるのが現状ですので、クリニックを選ぶ際は、矯正歯科医の実績や症例数などの確認を行うなどして慎重に選びましょう。